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ふりかえり

3月1日。今日、高校を卒業した。

内気で根暗でいじめられて半鬱状態になっていた頃から立ち直れている今 人生を振り返るのに高校時代が大切でないはずがない。

幼い頃はとても従順で大人しく「いい子」だった。自分の意見を言うことが出来ず、見た目も冴えなかったため保育園から中学までずっといじめられてきた。親が少し毒っぽかったのも相まって、ご飯を食べては吐き、体も弱り、人の目を見て話せず、笑顔を見せることのない子になった。常に消えたい死にたいと思っていた。

 

卒業式当日、私は泣いた。理由は主に2つ。思い出入れがあるから、人間らしくなれたから。

ここで、赤裸々に振り返ってみようと思う。気持ちを中心に。

 

灰色(一年次)

とりあえず進学してみたはいいものの、何も楽しみなことがない。人数も中途半端に少ないし仲良くしなければいけないのが面倒くさい、そもそも仲良くなれる気がしない、絶対に気が合わない。そんな気持ちで始まった高校生活一年目を一言で言うならば  辛い、疲れる、耐える、死にたい、帰りたい だった(一言とは?)。クラスに馴染めない日が続いたのがストレスで授業中 授業後 帰り道 トイレの中 色んなところで泣いた、火    ,木曜 業後バスがくるまで校内でぼっちでいるのが辛くて母に迎えに来てと頼んだ、部活に入ったはいいけど話せる人がいなくて苦しかった、学校にも家にもどこにも居場所がなく感じ孤独感に苦しんだ、そんな中でも淡い恋心を抱き抱かれた。色々あった。行事ごとは楽しかったが不慣れなことが多くて疲れた。ほとんど病んでいた。人とのコミュニケーションを取らなければいけない授業が苦痛なのは言うまでもなく、放課さえも目が死んでいるこの気持ちが誰に分かるだろうか。ストレスによる慢性的な無気力で成績も悪かった。これはあくまで仮説だがこの時私が患っていたものは、対人恐怖症、赤面症、あがり症、抜毛症、醜態恐怖症だと思っている。(軽度)

 

カラフルなマーブル模様(二年次)

友だちはいないけどいじめはないため生活の慣れと共にメンタルが回復してきた。それに伴いいろんな人と話す機会が増えて少しずつ自信がもてるようになっていった。先生からのススメもあり色んなことにチャレンジしていった。まだまだ病んでいて親、進路、友達のことで学校に居ても耐えきれなくて泣き始めることはあった。この時頑張っていたのは部活動。大きな結果を残すことは出来なかったがこれぞまさに 結果より過程 が大事と言われる理由が分かったなという経験をした。いい経験だった。完璧主義をなくそうとしていた。

 

ヒカリ射す水色(三年次)

また迷走する日々だった。主に進路のことで。うーん、正直に言うと、この年はそこそこ楽しかった。二年次に悩みながらもがむしゃらに色んなことにチャレンジしたんだけれど、成功したことが多くて大いに自信がついた。自信がついたことで人と関われない を克服し始めた。目を見て話せるようになったし何よりも大きいのが笑顔が増えたこと!この頃から情というのを持ち始めた、日常が煌めき始めた。ちょっとした事で感動するほど豊かな人になった。空の紺碧が反射する校舎、先生や友達と楽しんだ話、うまいこといかないかなと願っただけの恋、カーテンを通して入る柔らかい光、目に見えるすべての景色が、愛おしく思えた。慈悲深くなったもんだなと思った。関わった全ての人のおかげだと思う。

 

 

こうして悩みながら、苦しみながらがむしゃらに進み、そしてまた悩み、挑戦し、喜びを知った。

ここまできて、苦しかったことも嫌だったことも経験してよかったかな??っとすこーし思った。

18歳。高校卒業は人生の中でひとつの節目になると思う。

まだもう少し、卒業式については文字を綴る。